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東京 恵比寿から始まり、渋谷・麻布・福岡と急拡大を続ける musch(ムッシュ)が、7店舗目となる『musch 宮下パーク前店』を2023年3月17日(金)にグランドオープンした。
「五感を楽しませる」をコンセプトに、洗練された内装と極上のスイーツは、インスタグラムで見る人を魅了し、これまでのシーシャカフェと一線を画した雰囲気で注目を集めている。
心地良い接客を実現するためにスタッフ教育では、徹底した研修を実施。
季節ごとに変わるスイーツは、農園に直接足を運んで買い付けた旬の国産フルーツを使用するなど、並々ならぬこだわりを感じる。
全ては「五感を楽しませる」ために。
そんな musch の魅力溢れるお店作りの秘訣を取材した。
(加藤 淳さん)
「五感を楽しませる」というコンセプトがあるんですけど、
視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の全てを意識した店舗作りをしてます。
musch は店舗ごとに空間として楽しんでもらうためのコンセプトがあります。
ここ宮下パーク前店だと「大きな暖炉とハンモックがあるシーシャ屋さん」で、
他には「テラスがある」とか「ロフトがある」という特徴を持つように作ってます。
音に関しては、非日常感を出していきたいので、よく知られているような日本の音楽は流さないようにしています。
また昼と夜で音量を変えてます。
昼は仕事しに来てくれる方もいるので、邪魔にならないように音量を抑えて、
日没頃には音量をあげることで、雰囲気をガラッと変えるように意識してます。
香りに関しては、シーシャ屋さんなので、まずシーシャの香りがあります。
またシーシャフレーバーの香りのお香を開発中で、店内でお香を炊いたりして、
どこにいても良い香りがするというのを musch の体験にしてもらいたいと考えています。
(村井 壮一郎さん)
「いちごミルク」は、musch が人気になった理由と言っても過言ではないメニューだと思ってます。
店舗ごとに提供するスイーツを変えているのですが、「いちごミルク」はとても人気なので全店舗で提供しています。
musch はシーシャを知らない人や女性に来てもらいやすいお店を目指しているので、
そういったお客様にどうしたら来てもらえるかを考えて開発しました。
「いちごミルク」に関しては、素材・味付け・盛り付け全てにこだわっています。
素材のいちごは、福岡に行った時にたまたま通りかかったところに小さないちご農家さんがあって、
そこで作られていたのが、レディアという品種のいちごでした。
レディアは、そこでしか作られていない品種で、
一般的ないちごの糖度が10度くらいですが、レディアは糖度が14度くらいあります。
とても甘いし、見た目もツヤがあって、キレイな三角形だったので即採用しました。
味付けは、レディアを使った自家製のジャムを入れているのですが、
砂糖を抑えて飽きが来ないようにさっぱりとした甘さにしています。
盛り付けは、シャンパングラスを使って高さを出したり、
形の綺麗ないちごを活かしながら、立体感を出すように工夫をしています。
実際にとても美味しいし、見た目にもこだわって研究を重ねて開発したスイーツです。
これまで宮崎のパイナップルを使ったパインヨーグルト、沖縄のマンゴーを使った生マンゴーミルクなど季節ごとのメニューを開発してきたので、今後も旬の食材を使ったメニュー開発は続けていきます。
また『宮下パーク前店』限定のドリンクも開発中です。
完成したらメニューに追加するので、ご期待ください。
これまでに渋谷では2店舗、百軒店にある『渋谷店』と『道玄坂上店』を出したのですが、
「いちごミルク」のおかげもあり、結構人気になってきたと実感しています。
『宮下パーク前店』では、各店舗で好評だった部分を取り込んで、アップグレードした旗艦店のようにしたいと思っています。
暖炉の前に座れる席を増やして、暖炉を囲んでみんなで談笑できるようにしたり。
カップルに人気のボックスシートを渋谷店の倍にしたり。
カウンター席がいいと言ってもらえることもあったエッグチェアを入れたり。
どこの席でも居心地良くするために各店舗の良いとこ取りをして拡張しつつ、
ここではハンモックチェアを入れて遊び心を出したりしてます。
シーシャを知らない人や女性に対しても、
お洒落な内装や「いちごミルク」のようなスイーツをインスタグラムなどで見て、
興味を持ってもらって来店に繋げたいと思っています。
実際にこれまでの店舗では、シーシャを吸ったことがないお客さんが多かったのですが、
そこから初めてシーシャを体験して、シーシャの良さを感じてもらって、
リピートに繋げていけるような店舗を目指しています。
シーシャを知らない人にとってのシーシャ屋さんのイメージは、
アンダーグラウンドでちょっと怖くて入りづらいって思われているところがあるので、
そのイメージを変えていきたいと思っています。
musch ではネガティブにイメージされるようなものを全部排除して、
女性が1人でも、2人組みでも、デートでも使いやすいようなお店作りをしています。
開放的な雰囲気にするために、窓と扉の大きさを意識したり、
内装もお洒落にしつつ、飽きのこないシンプルでカジュアルなものに仕上げてます。
特に『宮下パーク前店』では、デートで利用してもらえるように座席の設計をしています。
窓際には屋根付きのカップルシートを置いていたり、
ボックス席の両側は壁を立てて、隣の席と空間を仕切るような設計にしています。
個室の用意もありますので、プライベート空間で2人の時間を楽しんでもらえたらと思っています。
接客は、他の飲食店やレストランの水準で考えていて、結構厳しく研修をしています。
正しい言葉遣いに矯正するところから全ての工程でお客さんに安心して過ごしてもらえるような接客ができるように日々指導してます。
特に musch では、シーシャを知らないお客さんの来店も多いので、
初心者の方でも分かりやすいようにシーシャを案内したり、吸い方のレクチャーをしたり、煙のメンテナンスにも気を遣っています。
シーシャを知らない人でも、女性1人でも、デートとしてでも、
周りの目を気にせず、安心して musch での時間を楽しんでもらえるようなお店にできればと思っています。
誰もがサードプレイスを持ち、他者との繋がりを感じながら、精神的に豊かな人生を送れる社会を実現させるために2017年より活動して参りました。
そのためにATARSHISHA(アータル)は、シーシャのカルチャーを記録、編集、発信すること通じて、シーシャカルチャーを形作る~Shape the Smoke~させて参ります。
サードプレイスの文脈にシーシャを載せ、ITの発達とともに希薄化されてきたコミュニティー、人間関係を豊かに変えるライフスタイルを提案いたします。