● 大人が格好付けに来て欲しい
『Cano’(カノー)』は、東京メトロ銀座線 外苑前駅から徒歩2分のビルの4階にある。
外苑前という洗練された街で、大人のための特別な体験を提供している。
濃厚で力強いシーシャ、本物にこだわったアナログレコードの音、世界の広がりを感じさせてくれるマテ茶の要素を融合させ、唯一無二の空間を生み出している。
探求心旺盛な店長と副店長の2人がこだわり抜いた、格好良さを体感できるお店だ。
● 店長 だいごさん
だいごさんは、1996年生まれの東京出身。
シーシャとの出会いは、学生時代にふと立ち寄った吉祥寺のシーシャ屋だった。
普段は、新しいお店を開拓するタイプではなかったが、その日は不思議と何かに引かれるように、お店に入っていったという。
初めて吸ったフレーバーは、タンジェラスのパイナップルとクローブのミックスだったことを今でも鮮明に覚えているとのこと。
シーシャ屋に通うようになり、スタッフや常連客と仲良くなり、いつの間にか、そこで働くようになっていたとのこと。
シーシャは、フレーバーの種類や状態・炭の熱量・使用する機材など、変数が多く、アプローチ方法によって味が変わるところに、シーシャの作り手としての探求心を刺激され、面白さを感じていたとのこと。
定量化しきれないシーシャだからこそ、作り手ごとに磨いてきた感覚が、個性となって現れるシーシャを楽しんでいるそうだ。
● 副店長 レオさん
レオさんは、1992年生まれの神奈川県出身。
友達に誘われて行った川崎のシーシャ屋で初めてシーシャを体験した。シーシャの特徴的な構造や作り手によって多様に変化するシーシャに、「こんな面白いものがあるのか」と、魅了されたという。
当時の住まいの近くにあった、鎌倉のシーシャ屋に通っているうちに、家でもシーシャを作るようになった。
様々な機材の組み合わせと、フレーバーごとに作り方を試行錯誤して、シーシャ作りに熱中していった。
シーシャのお店を出してみたいと思っていたところ、『Cano’』の立ち上げの話が舞い込んできて、共通の知人から、だいごさんを紹介してもらった。2人はすぐに意気投合して、『Cano’』の立ち上げに参画した。
現在は、高校の非常勤講師として働く傍らで『Cano’』に立っている。
● 40分で吸い切るタバコとしてのシーシャ
日本におけるシーシャは、2時間かけてゆっくりと吸うスタイルが定番となっている。
一方で、『Cano’』のシーシャは、1番美味しい状態の煙を40分で吸い切るというスタイルだ。
ダークリーフをメインに吸いごたえのある濃厚なシーシャが特徴的だ。
オススメのミックスを「mixology」として毎月更新しており、ダークリーフの割合が多いミックスから、ダークリーフを抑えたミックスまで用意されている。
その時の気分によって、吸いたい重さのシーシャを選べるのが魅力だ。
● 1番良い音を追及した音楽
レオさんは、小学生のときにNBAのオールスターで、HIPHOPのDUOである「アウトキャスト」のパフォーマンスに衝撃を受けてから、音楽の世界にハマり、今でも音楽を作り続けているという。
そんなレオさんが音楽機材やレコードの選定を担当した。
スピーカーは、秋葉原にある「SOUND BASE」という小さなオーディオショップで見つけたという。サウンドエンジニアとして長年の経験がある店主のおじいちゃんの集大成として作ったスピーカーを使用している。
レコードは、お店の雰囲気に合う曲を、約1,000曲リストアップして、現在入手できるもの約250枚を購入したそうだ。
こだわりのレコードとスピーカーで鳴らされる音楽に包まれる、上質な体験を味わえる。
● シーシャとマテ茶のペアリング
マテ茶は、南米を原産とするイェルバ・マテの葉や、小枝を乾燥させた茶葉から成分を浸出したもので、「飲むサラダ」とも言われているほど、ビタミンやミネラルの含有量が極めて高いお茶だ。
店主の2人が、神楽坂の『Luz』に行ったときに、そこで提供しているマテ茶を初めて飲んで、衝撃を受けて『Cano’』での導入を決定したそう。
試行錯誤を重ねたマテ茶とシーシャの組み合わせは、今まで味わったことのない、新しい発見を提供してくれる。
洗練されて落ち着いた空間で、濃厚なシーシャと世界を感じるマテ茶を味わい、豊かに響くジャズに身を委ねる。
外苑前でカッコイイ時間を過ごしたい大人に、是非訪れてみて欲しいお店だ。