六本木交差点からすぐ近くのビルの7階に『Finom(フィノム)』がある。
北海道 札幌から上京してきた店主のシンさんが、2023年4月にオープンしたお店だ。
昼のカフェタイムにも、夜のバータイムにも使い勝手が良く、
お店で口にするもの、全てに丁寧なこだわりを感じる、大人が通いたくなるお店を紹介する。
北海道出身の店主 シンさん
シンさんは、北海道の網走出身だ。
たばことお酒を辞めたときに、「大人の趣味が欲しい」と探していたところ、偶然出会ったのが、シーシャだったという。
最初に吸ったシーシャは、あまり美味しいものではなかったそうだ。
「中東で何百年と愛されているものが、こんな不味いはずがない」と思っていたところ、当時開店して2年目の『アルギーラカフェ』を札幌で見つけた。
そこで吸ったシーシャがとても美味しく、「これだ」と思ったそうだ。
2週間後には、自分のシーシャパイプを買って、ドハマりした。
その後も『アルギーラカフェ』に通っていたところ、お店が移転するタイミングで、
「手伝ってくれない?」と誘ってもらい、シーシャ屋で働き始めた。
2020年には、自分のお店を始めた。6畳程の日本一狭いお店だったそうだ。
そして、2023年に東京 六本木で『Finom』をオープンした。
「美味しい」を突き詰める『Finom』
“Finom(フィノム)”という言葉は、ハンガリー語で「美味しい」という意味だそうだ。
このお店で口にするモノ、全てにこだわりを持っているという。
コーラやジンジャエールといった、定番のソフトドリンクでさえも、既製品ではない。
独自に配合したスパイスで作った自家製のシロップをソーダで割り、氷屋さんの氷を使用したものを提供している。
『Finom』のシーシャは、お客さんの好みに合わせて作るために、パイプやボウルを複数種類使い分けるという。
お客さんがどの頻度でシーシャを吸うのか、どんな味が吸いたいか、を丁寧にヒアリングして、使う機材を決めているという。使いたい機材をお客さんの方で指定することも可能だ。
開放的で様々なシーンに対応した店内
大きな窓の開放感と広いカウンターが印象的な店内だ。
カウンターは、作業がしやすい高さに設計されており、作業をしながらシーシャを吸いやすい席となっている。
また、その他にも半個室やカラオケができる完全個室など、様々なシーンに対応した座席が用意されている。
ちなみにトイレがとてもキレイなので、お店に行った際は、是非利用してみてください。
昼夜問わずに過ごしやすい店内で、丁寧に突き詰められたドリンクとシーシャを楽しめる、ワンランク上の『Finom』は、六本木で通いたいお店だ。