アータル|オーナーズインタビュー

空前のシーシャ(水たばこ)ブームに湧く日本。
このブームの最前線で店舗を展開するオーナー達。
これらのオーナー達は、自身の店舗展開について、何に着目し、どこを目指しているのか。
様々な視点から、独自のシーシャ経営論についてインタビューを行う企画。

アータル|オーナーズインタビューvol.1

チルイングループ代表 日本を水たばこ先進国へ

シーシャ(水たばこ)の認知度が高まり、以前より「シーシャ / 水たばこ」という言葉を耳にする機会が増えている。シーシャ(水たばこ)が日本社会で嗜好品として市民権を獲得しつつある中、東京では毎月のように新店舗が出店し、過去2〜3年で見ると店舗数が3倍増という急成長ぶりである。まさに今、空前のシーシャブームが到来している。

シーシャ(水たばこ)という特殊な商材を扱うにあたり、業界は全体として適切な事業モデルを模索している最中である。そんな中、都内のターミナル駅や六本木・麻布エリアに出店する水たばこ / シーシャ専門店「チルイングループ」は、シーシャ(水たばこ)提供のオペレーション平準化をはじめ、年齢確認の徹底、人事制度や福利厚生、デジタルマーケティングなどの点で業界を先駆けている。そんな「チルイングループ」の「ぉスギさん」こと、杉山社長に、シーシャ(水たばこ)専門店開業の経緯から、業界の展望についてまで幅広く話を伺った。

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#5 飲食店への水たばこの浸透

#5-1バーとシーシャは共存可能

Q:今後、シーシャは専門店だけではなく飲食店にも導入されていくと予想されます

飲食店での水たばこ提供の可能性っていうのは、屋内喫煙の問題だね。
海外だったら飯食いながら水たばこ吸うするのが一般的だし、中国は食べるのも吸うのも同じ単語で表現するので、一般化しやすいんだけど、日本はそこまでの文化じゃないから、結局この手頃な水たばこカフェっていうモデルが合ってる。

まあ大体水たばこ1台1000円〜1500円っていう手頃な値段で。下北さんとかおれの時代は、500円とか700円とかで出してたからね、どうやって商売してたんだろうって思うんだけど(笑)

だからレストランとかって、デザート代わりにこれ頼まれてそっから2時間くらい吸われてたら、困ると思う。「もう帰ってくれ」って思うんじゃないかな。

バーとかだったら水たばこがあって飲みながらっていうのができると思うけど。むしろおれはバーとかで、「水たばこ入れたいんですよね、コンサルしてください」とかって言われても、多分4台くらい置けば十分だと思うんですよって言って、器材販売して使い方教えて、ウチのショップカード置いておいてね! ってやっちゃうの。

僕らの持っているノウハウって、20台〜30台を出した時の管理の方法とかなので、4台とか5台ぐらいだったら、今は機材もいろいろあるし、簡単に作れて、簡単に美味しいのが出るものあると思うんで、それで十分。

それ売ってあげるから、勝手にやった方がいいですよ。っていう風に断っちゃう。おれにコンサルフィーなんて払う必要ないから。

昔は直炭しかなかったから大変だったんだけど、今はロータス(シーシャの機材)あり、スクリーン(シーシャの機材)があって、別に1台美味しく作るなんて、大したことないのよ。

20台30台を同時に管理するというのが、一番難しいから。なので、同じ美味しい水たばこを提供しているかもしれないけれども、経営運営上全く別物。利益構造も全く別物。なのでそういう形態は、どんどん広まっていって欲しいなとは思っている。

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